舞台『暗くなるまで待って』

 公演も終了しましたので、ややネタバレっぽい感想をもう少し。
 盲目の人妻が主役という事で、後半、舞台上が赤色灯1つになったり、遂には真っ暗になったりと、なかなか凄かったです。本当に役者さんが凄くよかったですね。それと、本当に暗闇にした演出家さんも。
 冷蔵庫から漏れるだけの明かりがとても強く印象的でした。
 ミステリーなので、ドキドキハラハラされられました(映画は見てないので)。
 ただ、残念だったのは暗転時にかかる音楽がアンバランスなほど大きくて; もっとレトロな音楽の方がしっくりきた気がします。
 それと、わりとセンターで見たつもりだったんですが、下手側に扉がある筈なのが見えませんでした。あれは、もともないものだったのかな?(そういう演出? でも、あった方が自然だと思う)
 まあ、差し引く部分は差し引いても、主役さんを始めとする役者さん達の凄さで十分見応えのある舞台でした。
 物凄く上質の舞台でした。
 ただ、劇場そのものについては、私は帰りのエレベーターが混むな程度に思っただけだったのですが、友人は行きの方が大変だったと。帰りは劇場しか利用者がいないので、それなりに捌けたんですが、行きはデパートの開業時間内なので、買い物客と一緒で全然誘導等がなかったそうで; 開業時間内にあの劇場に行く時はエスカレーターで上れる時間をみておかないといけないって事でしょうか; ビル上に劇場を作るのなら考えて欲しいものです;