第9回 「勘助討たれる」

 先週の「ここで続くかー!」は、よくわからん理屈で晴信(市川亀治郎)に勘助(内野聖陽)が助けられたという形で収束しました。
 晴信(市川亀治郎)という人の心の動きが今一つ、よくわからないのですが(折角落とした海ノ口城を捨てちゃうとか。あれだと自分の才覚を確かめてみたかっただけとも思えてしまいますよ;)妹の禰々(桜井幸子)との別れのシーンはよかったですね。先週が「動」の回だとすると、今週は「静」の回かって感じでした。ちなみに、ここでさくっと三年の月日が経っていたみたいです。多分。
 晴信と板垣(千葉真一)の川原のシーンも、なかなかよかったです。いよいよ、晴信VS信虎(仲代達矢)ですね。
 まあ、ここで謀反を起こしておかないとヤバそうなのは、嫌という程、描写されてましたから。その信虎が我が子を嫌う原因は大井夫人(風吹ジュン)への愛憎だったと、この回に明かされるのですが、子供の立場からしたら、たまったものではありませんな;
 で、最初に海ノ口城からいなくなったままだった主役の勘助(内野聖陽)はようやく最後で登場。まさか、駿府に戻っていたとは。どう絡むのかな?
 あ、今週は今ドラマのヒロイン、由布姫(柴本幸)が登場しました。わりと地味めの冷たい感じの美人さんでした。まだ一言しか話していないので、この先どう演じてくれるのか、楽しみです。今ドラマの女優陣は着物の似合う顔立ちの人が多い気がします。いい事です。
 今週も見事な感想の「一言居士! スペードのAの放埓日記」さんで感想、補完させて頂きました。